nisa 積立nisa 違い

nisaと積立nisaの違い、それは投資対象商品が限定されているかどうか、ですね。ちなみに、限定されているのは、積立nisa。

こちらは、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託、という条件があるので、事前に投資対象になるのかどうか、確認する必要があります。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/target/index.html

また、nisaと積立nisaの併用はできません。ただ、1年単位で、nisaから積立nisa、積立nisaからnisaといった変更は可能です。その場合、「変更しようとする年の前年の10月から12月の間に、金融機関で変更の手続きを完了する必要があります」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html から 引用)

非課税期間については、nisaが最長5年なのに対し、積立nisaは最長20年となっています。

また、NISAは年間の投資上限額は120万円で、非課税枠は最大600万円(5年×120万円)なのに対し、積立NISAは、年間の投資上限額は40万円で、非課税枠は最大800万円(20年×40万円)となっています。

しかし、それは現行での話。

そのNISAも、2024年から新制度へと変わります。

特に、大きく変わるのが、NISA。

新制度のNISAでは、2階建てになります。具体的には、1階部分は、積立NISAと同じ積立・分散投資に適した一定の公募株式投資信託等に限定されています。2階部分は、上場株式・公募株式投資信託等などの投資も可能になっています(「レバレッジを効かせている投資信託、及び上場株式のうち整理銘柄・監理銘柄を投資対象から除外」ということなので、fxなどは対象外ですね)。

ただ。

2階部分を利用するためには、1階部分を利用してないといけないという条件があります。(2023年までにNISA口座を開いている場合や投資経験者は、1階部分を利用せず、2階部分のみを利用することもできるようです。)

年間投資額の上限は、1階部分が20万円、2階部分が102万円の総額122万円。また、口座開設可能期間が2028年まで5年延長されます。

一方の積立NISAのほうは、大きな変更はありません。

変更になったのは、口座開設可能期間が、2042年まで5年延長になったことくらいですね。

nisaと積立nisaとの違い、わかっていただけたでしょうか?