節約術

いろんな節約方法がありますが、今回紹介するのは、節約方法というより、節約術というほうが合っていると思うので、そういうタイトルにしました。

今回、紹介するのは、生活コスト削減コンサルタントの生方正さんが教えてくれた考え方です。

それは、お金を使う時、その出費が、消費・浪費・投資のどれに当てはまるのか考える、というもの。

節約というと、お金をケチればいいという考えに陥りがち。ですが、そうではなく、使い方を考えるのも大事、という話です。

こう書くと、浪費はゼロにしたほうがいいと思うかもしれません。しかし、まったく浪費がない生活というのも、楽しみがないですよね。たまには、気晴らしに出かけたりとか、おいしい食事(これは消費か)をするのもいいと思うんです。

かといって、浪費が多くてはお金が貯まりませんので、消費:6割、浪費:1割、投資:3割の比率がいいようです。

では、何が消費で、何が浪費に当たるのか。

生方さんによると、
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消費……生活していくために必要な出費。具体的には、家賃、光熱費、食費、衣類、交通費、携帯電話料金など。

浪費……なくても困らない物や贅沢品、支払った額以上の効果が期待できない物への支払い。具体的には、衝動買いしただけで着ていない洋服、コンビニでつい買ってしまうスイーツ、付き合いで参加する飲み会など。

投資……将来自分の役に立つことへの支払い。書籍、資格取得の費用、健康維持のためのスポーツジムやサプリメント。株や不動産への投資。
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なんだそうです。(節約のプロが実践する「消費6割、浪費1割、投資3割」でお金が貯まる理由 より引用)

これを参考にして、お金を使う時、それが消費なのか、浪費なのか、投資なのか、一度考えてみる。これだけでお金に対する意識が変わると思います。

ただ、消費・浪費・投資の基準は、人によって違って人もいいそうです。

というのも、友人との飲み会も、単に愚痴を言い合うだけの場ならば浪費ですが、飲み会を通じて、得るものがあるのであれば消費とみなすこともできます。

反対に、投資のはずが浪費になっているケースもあります。

例えば、自分磨きのために自己啓発本を購入したはずなのに、まったく読んでないとかいうケースがそれです。

そういった意味でいうと、先ほどの友人との飲み会は、いい話が聞けたというのであれば、浪費ではなく投資という風にみなすこともできますね。

そういったことを考慮しつつ、毎月使ったお金を、消費・浪費・投資の比率が変化してないか、定期的にチェックするのが大事といえそうです。

 


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