自動車 選ぶポイント
車選びの節約ポイントを考えるのなら、維持費は抑えておきたいポイントの一つ。
では、維持費が安い車を選ぶ際のポイントは、というと、
・燃費の良い車を選ぶ
燃費が良い車は、ガソリン代を抑えられ、長期的なコスト削減につながります。特にハイブリッドや電気自動車は経済的です。
・排気量が小さい車を選ぶ
排気量660cc以下の軽自動車は税金が安くすみます。コンパクトカーも1,000cc〜1,500ccであれば税金は安めですし、車本体の価格も抑えられます。
・故障しにくい車を選ぶ
故障しにくい車は修理費用を抑えることができますね。これについては、※1で詳しく書きます。
・汎用部品が使える車を選ぶ
汎用部品が多い車は修理が容易で、維持費も低くなります。特殊な部品を使用する車は、修理費用も高くなるので、避ける方が賢明です。これについては、※2で詳しく書きます。
などが、挙げられます。
※1
故障しにくい車とは
故障しにくい車とは、以下のような車になります。
構造的な特徴
1. シンプルな電装システム
・複雑な電子部品が少ない
・機械的な構造がシンプル
2. 高い製造品質
・パーツの組み立て精度が高い
・部品の耐久性が高い
エンジン関連
1. エンジンの信頼性
・直列6気筒エンジンは故障が少ない
・シンプルで堅牢なエンジン設計
2. 油脂類の定期的な交換
・エンジンオイルの適切な管理
・ブレーキ、タイヤのこまめなケア
(これは維持費、というより、修理費などを抑え、車を長期間使用するために必要なことですね)
一般的に壊れにくいメーカーや車種を調べるなら、フツー、口コミや評判に調べますよね。
しかぢ、J.D. パワーの日本自動車耐久品質調査(VDS)を利用することで、客観的かつデータに基づいて判断することができます。この調査は、新車購入後36~53ヶ月経過したユーザーを対象に、177項目で不具合を聴取し、100台あたりの不具合指摘数(PP100)として集計します。結果、数値が低いほど品質が高く、壊れにくい車であると、判断できます。
それを元にメーカーを挙げるとしたら、トヨタ車。
中でも、クラウン、プリウス、ハリアー、レクサスGSが特に壊れにくい車のようです。それぞれ詳しく見ていきます。
クラウン、特に17系クラウンは、「複雑な電装品が少なく、足回りからエンジン、その他機械類に至るまで、現在のクラウンとは比べ物にならないくらいシンプルな造りだ。上質さと洗練された高級感を生み出すため、個々のパーツを組み上げる精度が非常に高い。」(https://bestcarweb.jp/feature/column/357035 参照)と高く評価されています。
・プリウスは、「ハイブリッド車の中では、最も壊れにくいクルマの一つ」。「途方もない距離を走るタクシーでも、まだまだ現役で活躍する姿が多い」(https://bestcarweb.jp/feature/column/357035 参照)
のも、故障しにくい車であることを実証してますね。
・ハリアーは、「走行距離が20万キロ近い個体でも、しっかりと取引される。」「海外からの引き合いも多い」のも、故障が少ないからこそ、でしょうね。
・レクサスは、「耐久性という面ではGS350のAWDが群を抜いていた。同型のハイブリッドやFRモデルよりも、不具合が圧倒的に少なく、過走行気味になってもビクともしない」(https://bestcarweb.jp/feature/column/357035 参照)
※2
汎用部品が使える車とは
汎用部品が使える車とはどんな車か、というと、一般的に以下の特徴を持つ車のことになります。
設計の共通性
プラットフォームの共有・・・ 同一メーカー内で複数のモデルに共通するプラットフォームを使用している車は、汎用部品が多く使われているので、部品の交換や修理が容易になります。
部品の標準化
標準化された部品・・・多くの車種で使用される標準化された部品は、入手が容易でコストも抑えられます。
製造コストの削減
大量生産によるコスト削減・・・汎用部品を使用することで、製造コストが削減され、結果として車両価格や維持費も低く抑えられています。
これらの特徴を持つ車は、メンテナンスがしやすく、長期的な維持費も抑えられるため、多くの消費者にとって魅力的です。
具体的な車種を挙げると、
ホンダ ヴェゼル
・・・ホンダ ヴェゼルは、フィットを基に開発された車。と聞けば、汎用品が多いのは理解できるのではないでしょうか?
また、汎用品が使える、というわけではありませんが、スズキ ワゴンrやスペーシアなども、人気車種ということで、部品などが豊富のため、修理になっても安心です。
自動車税
あと、忘れていけないのが、税金。
車を所有すると、以下のような税金や費用が定期的に発生します。
主な税金
自動車税・・・毎年4月1日時点で車を所有している人に課され、排気量で税額が決まります。
例}1,000cc〜1,500cc以下の普通乗用車は年間3万500円です。
軽自動車税・・・軽自動車に課される税金で、年間1万800円です。
自動車重量税・・・車検時に車両重量に応じて課税され、エコカー減税対象車は減税されます。
(https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-difference-tax-certificate/ より参照)
その他の費用
自賠責保険費用・・・法律で加入が義務付けられた保険で、普通自動車の場合2年で約2万円です。
(https://www.sonpo.or.jp/insurance/jibai/calc.html 参照)
任意保険費用・・・自賠責保険ではカバーできない補償を提供し、年間数万円から十数万円かかります。
ローンの金利や手数料・・・自動車ローン利用時に発生し、返済期間や頭金によって変わります。
駐車場代・・・都市部では月額2万〜5万円程度、地方では5,000円〜2万円程度です。