補助金 助成金

コロナの件で、補助金や助成金という言葉が、だいぶ一般的になりました。

しかし、コロナ以外にも、補助金や助成金をもらえる制度があります。

と、その前に、助成金と補助金の違いについて、説明をしたほうがいいですね。

詳しい説明は、補助金・助成金の違いや補助金活用における注意点について を読んでいただければ、と思っていますが、簡単にいうと、受け取るハードルは助成金のほうが低く、補助金のほうが高いようです。

また、補助金は、後払い、事務処理をちゃんと行ってないと受け取れない可能性がある、会計検査院の検査が入る可能性がある、という要素があります。

ただ、補助金と助成金の明確な区分はないです。

なので、申請する際は、詳しい要綱・要領を読んでから申請することが大事です。

前置きが長くなりました。助成金の制度の説明に入ります。

自治体や地域によって、制度は様々なのですが、山口県では首都圏から移住してくれる人に100万円支給してくれます(東京圏から山口へ!移住就業された方へ移住支援金を支給します! し、移住すれば家がタダ(!)でもらえる自治体(宮城県七ヶ宿町(https://town.shichikashuku.miyagi.jp/its/kurashi/)、石川県穴水町(https://www.town.anamizu.lg.jp/kankou/support.html)など)もあります。

また、団体での旅行をするのであれば、貸切バスに補助金を出す自治体もあるようです(花巻市団体旅行貸切バスツアー支援事業補助金の申請を受け付け )。ただ、一律に申請すればもらえる、というわけではなく、「予算がなくなり次第終了」だったり、「学生限定」、あるいは、期限があったり、とさまざまな条件があるので、注意が必要です。

補助金や助成金について調べるのであれば、役場の「窓口センター」といったところに問い合わせすれば教えてくれるようです。それがメンドウというのであれば、『マチイロ』というアプリがあるので、スマホやタブレットにインストールするのが、おすすめです。

このアプリを使えば、年齢に合った制度を自治体別に紹介してくれる上に、市や県の広報誌をすべて閲覧できるので、便利です(2022年8月現在、900の自治体で導入されているようです)。

補助金や助成金は、役所の性質上、毎年4月から数か月間は、補助金の制度がどんどん出てきます。予算の上限があるので、その時期に調べておくと、お得な助成金や補助金を見逃さずにすみます。

実際、東京都荒川区の場合、エアコン助成金の予定枠が700あったそうですが、7月21日の時点で67件しか申請がなかったそうです(https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a024/kankyou/shoene_ondantaisaku/shoenekadenzyosei.html)。役所は、「こういう制度があるので是非使ってください」とアピールはしない(‼)ので、こういうことが発生します。もったいないですよね。

エアコンの助成金制度でいえば、埼玉県川越市では、本体価格と設置費用の3分の2、最大で8万円が補助されます(2022年8月の時点で受付終了しています)し、滋賀県長浜市などでは、熱中症対策のため、自宅にエアコンがないか、壊れていて使えない65歳以上の方(非課税世帯)を対象に購入・修理費用を負担してくれます(https://www.city.nagahama.lg.jp/0000011629.html)。上限は5万円ほどですが、利用しない手はないですよね。

他に、リフォームで利用できる補助金制度もあります。

60歳を過ぎた高齢者が対象になるが、介護負担の軽減などのために自宅をリフォームしたいのであれば、住宅改修予防給付 を利用するというのもあります。手すりの取り付けや段差の解消といった、老後を安全に過ごすために必要な工事費用の最大9割、上限18万円ほどを受け取ることができます。

リフォームに関する制度は、他にもあります。それが、 こどもみらい住宅支援事業ト です。断熱改修やバリアフリー改修など、条件を満たしたリフォームに対し、最大45万円が支給されます。制度名だけ見ると子育て世帯対象のように思えるが、リフォームの場合は全世代が利用できます。

ただ、申請期限が2023年3月末まで、かつ、この事業に登録している事業者と契約していることが条件になっているので、契約するときは確認しておく必要があります。

リフォームの場合、他の補助金と併用する方法も使えます。例えば、外壁塗装では、地元の自治体の制度を利用し、風呂場」は全国対象の補助金を利用すれば、両方の制度を併用できます。その場合、区画と見積もりを分けて申請する、という手間がいりますが、それぞれ補助金を受け取ることができます。

 

あとは、健康に関する助成金ですね。

就職していない、などの理由で、職場での健康診断を受けられない、というのであれば、人間ドックの費用助成を利用するのがおすすめです。

地域によって金額がさまざまですが、数千円から2万円ほどの助成が受けられるようなので、調べてみるといいですね。

あとは、難聴という診断を受けたのであれば、補聴器購入費用の補助金を受け取ることができます。自治体によって、支給される金額に差はありますが、最大5万円ほど受け取ることができるようです。

ただ、そういった機器や家電の場合、対象となる機種や事業者が指定されている場合もありますし、購入前に申請しないといけない、といった条件があることがあります。でないと、助成金をもらえると思ったけどもらえなかった、ということになりかねないので、事前に、手続き方法を役場などに確認しておくといいですね。

そういった助成金制度がない、というのであれば、家電をサブスクで利用する、という方法もあります。




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