株主優待 おすすめ
株を購入すると「株主」となり、企業から割引券や優待券、quoカード、お米やカタログギフトなどの「株主優待」を受け取ることができます。
ただし、権利付最終日というものがあります。これは株主としての権利を得るための最終取引日であり、この日までに株を保有している必要があります。
また、保有株式数の条件を満たし、同一の株主番号である必要もあります。だけでなく、株主名簿の記録確認(基準日:3月31日、6月30日、9月30日、12月31日の年4回)もあるため、売買などで株主番号が変わってしまわないように注意する必要があります。
quoカード優待は多くの企業で提供されており、長期保有で増額されることもあります。
例えば、複合機のリースなどで知られるリコーリースの場合、100株保有では、1年未満2,000円分、1年以上4,000円分、3年以上5,000円分のQUOカードがもらえます。権利月は3月です。また、技術商社のサンワテクノスの場合、100株保有で、2年未満は1,000円分、2年以上は2,000円分のQUOカードがもらえます。権利月は3月です。
上記はほんの一例で、かつ、記事を書いている時点での情報です。
このquoカード。実は、コンビニやドラッグストア、ガソリンスタンド、ファミレスなどでも利用可能なので、便利ですし、お得です。
ただ、注意点として、優待内容の変更や廃止がありえます。
実際、quoカード優待に限らず、株主優待は縮小傾向とも言われています。ただし、株主優待が廃止になっても、高配当銘柄であれば配当金がもらえます。「累進配当(※長期的に減配せず増配や配当金を維持する銘柄)」の銘柄、チャートが右肩上がりになっている銘柄であれば、長期間保有していても、安心できると考えることができます。
反対に、驚くほど高額のquoカードがもらえる株主優待の新設を行う企業もあります。
ただし、赤字企業や上場維持基準を保つためといった、ワケありで「大盤振舞い」が行われている可能性もあります。そのため、そういった企業に投資する際は、「株主優待が、2年目や3年目も本当に継続されるのか?」と多少は疑ってみることも必要になってきそうです。